今回は前回宣言した通り、メジャー側での関数活用例をお見せします。
具体的には、「Qlik Sense Desktop 使い方 データの表示 折れ線グラフ」で作成したグラフを累計化します。
まずは、前回と同様、日次の折れ線グラフを作ります。
軸:sale_date メジャー:Sum(sale_price)
実際にグラフを作成すると以下のようになります。
この折れ線グラフを累計のグラフに変更します。
当然累計の数値になるので、グラフは右上がりのものになります。
実際のグラフは以下の通りです。
見ていただいてわかる通り、右上がりの累計グラフになっています。
では、どのように作成したかを説明します。
とても簡単です。
メジャー側の関数を変更しただけです。
具体的にはこのようになります。
軸:sale_date メジャー:RangeSum(Above(Sum(sale_price),0,RowNo()))
これだけで、累計グラフが出来上がります。
もちろん、これは軸を変更せずに集計させているので、日次累計です。
では、週次累計はどのように実現するのでしょうか。
非常に簡単です。
「Qlik Sense Desktop 使い方 データの表示 折れ線グラフ2」で説明している通り、軸を変更します。
具体的にはこうなります。
軸:=week(sale_date) メジャー:RangeSum(Above(Sum(sale_price),0,RowNo()))
実際に表示すると以下のようになります。
このような感じで、メジャーに関数を利用する事でデータの見方を変える事が可能です。
便利な関数を駆使して、Qlik Senseをもっと活用できるツールに進化させましょう。